小学生のための俳句の作り方
小学生も宿題で俳句を作らないといけないなんてことがあります。
むつかしいですよね。このページでは小学生のための俳句の作り方を解説(かいせつ)します。
俳句には「切れ(きれ)」という考え方がありますが、小学生のみなさんにはむつかしいと思いますので省略(しょうりゃく)します。
言葉の音が五七五(つまり17音)で季語(きご)が入っていれば完成です。たったそれだけです。
むつかしくありません。
小学生の作った有名な俳句にこういうものがあります。
せんぷうきあああああああおおおおお
扇風機(せんぷうき)は夏の季語ですね。せんぷうきの前で口をあけて「あ~~お~~~」とやったのでしょう。みんな一度はやったことがあるんじゃないでしょうか。これだけで夏の雰囲気(ふんいき)が出ていて素晴らしい俳句です。
しかし、みんながみんなうまくいくとは限(かぎ)りません。ちょっとしたコツを書いておこうと思います。
例えばコタツという冬の季語があります。こういうときは五文字(五の音)にするためにちょっと足(た)してみましょう。
コタツから〇〇〇〇〇〇○
コタツという季語に「から」を足しただけでなにかできそうです。例えば
コタツからでてこなくなるおかあさん
コタツからタンスのようなにおいする
コタツからいちばんさきにでてきたよ
3文字の季語の場合はこんなふうにつなぐ言葉を足してみるだけでかんたんにできるんです。
「コタツまで」「コタツへと」なんでもかまいません。そのさきはてきとうにつないでみてください。できた俳句をあとで見て、「おもしろいな」と思ったら大成功(だいせいこう)です。
小学生向け季語の紹介ページはこちら
小学生向け冬の俳句の作り方 小学生向け春の俳句の作り方おすすめの子供向け俳句の本
まずは歳時記です。いろいろな季節の言葉に触れてみることが一番。まずは小さめのお子様向けの「きせつのことば 絵じてん」は俳人の神野紗希が監修しています。
起立礼着席青葉風過ぎた 神野紗希
これははわたしも大好きな一句です。
次は少し小学校高学年向けの歳時記です。大人が読んでも面白く、お年寄りの方にも評判のいい本になります。監修は有名な俳人の長谷川櫂。
春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂
今の仮名遣いで書くと「春の水とは濡れている水のこと」となります。わからないようでわかる素晴らしい名句だと思いませんか?
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