小学生向け冬の俳句の作り方
冬休みの宿題で俳句をつくらないといけない。なんて人もいるんじゃないでしょうか?
ここでは小学生でも作りやすい冬の季語と例になるような俳句を見ていきましょう。
本当は冬の季語と新年(お正月のこと)の季語は別になっているのですが、ここでは冬休みということで一緒にしておこうと思います。
学校で習ったと思いますが、俳句というのは五・七・五でできていて、その中に季語を入れるというものです。先生に褒められたり、褒められなかったり色々あるかもしれませんが、一番大事なのは楽しむことです。
冬の間に目にしたものや感じたこと、色々なことを考えながら作っていきましょう。
小学生でも使いやすい冬の季語
基本的なもの
冬
季節そのものですから、冬も季語です。例えば「冬の夜」や「冬の朝」という風に使ってもいいですね。「冬の雨」としても大丈夫ですが、「冬の雪」とは言いません。「雪」はそれ自体が季語です。
十一月、十二月、一月
冬の期間の月も冬の季語になります。
寒(さむ)い、冷(つめ)たい、凍(こお)る
例えば「寒(さむ)かった」「凍(こお)ってる」などとしてもかまいません。寒いと同じ意味であれば地方の言葉も使ってかまいません。さぶい。しばれるなど。
雪
「雪合戦」や「雪だるま」「雪遊び」も大丈夫です。
炬燵、ストーブ
エアコンは夏にも使うので季語じゃないですよ。
冬休み、クリスマス、お正月、お年玉、年賀状(ねんがじょう)
みんなが大好きなものも季語になります。
身につけるもの
セーター、手袋(てぶくろ)、マスク、ジャンパー、マフラー
他にもちゃんちゃんこなども冬の季語です。意外とたくさんあるでしょう?
動物
熊(くま)、冬眠、きつね、たぬき、うさぎ、おおかみ、くじら、サメ、マグロ、白鳥(はくちょう)、鶴(つる)
びっくりするかもしれませんが、こんなのも冬の季語です。季語は昔に決まったものですから、昔は冬によく見れたのかもしれませんね。
植物・食べ物
枯れる、落ち葉、枯れ葉
草や木が枯れるのは冬ですから、これらも冬の季語に含まれます。「枯れた」などもよいですし、「枯れ木」なども季語として使われます。
人参、白菜(はくさい)、ネギ、大根(だいこん)、みかん、お雑煮(おぞうに)、おせち料理
おせち料理の中に入っているものはほとんどが季語になりますから、お父さんお母さんに名前を教えてもらうのも良いかもしれませんね。
小学生が作った冬の俳句をみてみよう
冬の朝ピリッと伝わる骨のおく
かいせつ:冬の朝は寒くて痛(いた)いくらいです。それを骨(ほね)のおくまで伝わったという風にあらわしていて冬の朝の感じがよくわかります。
星を吐く少年がいるオリオン座
かいせつ;この俳句の季語はオリオン座です。ちょっとおかしいな?と思うかもしれませんが、想像(そうぞう)してみましょう。星を吐く少年ってなんでしょうか?オリオン座を眺めている少年の姿がそう見えたのかもしれませんね。こういう不思議(ふしぎ)なものでもいいんです。
雪ふればぼくの体がロボットだ
かいせつ:どうして雪がふったらロボットなのでしょう?寒くてからだがかたくなるから?それともたくさん着(き)るから?どちらにしてもわかるきがします。
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