冬の季語

冬の季語『十二月(じゅうにがつ)』

  • 2018.12.10

冬の季語『十二月(じゅうにがつ)』 解説:1年の終わりの月で、月が改まったときからその年の総決算の思いは高まるものの、あわただしく過ぎてしまう月でもある。 遠い木が見えてくる夕十二月  能村登四郎 鑑賞:あんなに茂っていた木々も秋も終わって、すべての葉を落としてしまいました。すると、今まで見えていなかった遠くの木が目に入ってきたのです。夕日に照らされながら、その木もまた本格的な冬を待っているのだな […]

冬の季語『冬菫(ふゆすみれ)』

  • 2018.12.10

冬の季語『冬菫(ふゆすみれ)』 解説:冬に咲くスミレの品種があるわけではなく、晩秋~初冬、または晩冬などの日当たりの良いあたたかい場所にたまたま咲いたスミレの呼び名である。寒の間に見つけたものは寒菫(カンスミレ)とも言う。 冬菫の名句たち ふるきよきころの色して冬すみれ 飯田龍太 鑑賞:冬のスミレはたいてい森の中などで見つけるもので、格別に目を引くという色ではない。しかし冬の枯れた景色の中では目を […]

冬の季語『小春(こはる)』

  • 2018.12.07

冬の季語『小春(こはる)』 解説:陰暦10月の異称。陰暦では11月上旬から12月上旬ごろにあたり、このころは台風の近づくこともなく、強い季節風も吹かず、春のような穏やかな日和の続くことから小春と呼ばれるようになった 綿菓子の糸の先まで小春巻く 高井敏江 鑑賞:縁日などで綿菓子屋さんが、春の雲のような綿菓子を売っています。すごく甘くおいしそうに見えて、心の中までその甘さに包まれるようです。機械の中で […]

冬の季語『冬』

  • 2018.12.05

冬の季語『冬』 解説:立冬(11月7日ごろ)から立春(2月4日ごろ)の前日まで。陽暦のほぼ11月、12月、1月にあたる。三冬は初冬、仲冬、晩冬のこと。日が短く気温の下がることから動物も植物も休息し、成長期の春に備える。 踏切の向かふにあれば冬の顔 中村菊一郎 鑑賞:踏切の遮断機が今降りてきて、電車が来るのを待っています。学生さん、社会人、いろんな人たちが寒い中をただ電車が来ることだけを目的に立って […]

冬の季語『初氷(はつごおり)』

  • 2018.11.28

冬の季語『初氷(はつごおり)』 解説:その年の冬に初めて観測できた氷のことを言います。わたしの地方ではだいたい道路の水たまりでしょうか。池の水でもいいですし、汲み置きの水でもよくてとにかく初めて氷が見れた時に使う季語です。 ちょっと童心に返って嬉しいような心地がしますよね。あるいはこれから始まる厳しい冬の予兆のようなものでもあります。 初氷夜も青空の衰へず 岡本眸 鑑賞:初氷が観測できた日。初冬~ […]

冬の季語『火事』

  • 2018.11.25

冬の季語『火事』 解説:どうして火事が冬の季語になるのか?という疑問を持たれるかもしれませんが、冬は空気が乾燥していますし、暖房などで火を使うことも多い。また年末年始は忙しいですから火の不始末も起こりやすい。そういうことを踏まえて、歳時記を作る際に「火事は冬の季語にしよう」と決められたわけです。このようなことは他にもありますが、とりあえずは歳時記に従って作りましょう。 もしどうしても納得できないの […]